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皆さんこんにちは。Pinkです。Woman’sHealthの記事を読んでいると、初めて聞く言葉がありました。
それは「セルフケア神経」です。「セルフケア」という言葉は知っていたのですが、「セルフケア神経」とはなんだろうと思い、今回記事を書くことにしました。
「セルフケア神経」とは
「セルフケア」という言葉は、その意味があやふやだと思われやすく、「チャクラ」と同じくらい普通に扱ってもらえないとのことです。しかし、人間の体内には「セルフケア神経」というものが存在するそうです。
それは、人体に生まれつき備わっているコルチゾール鎮静装置の「迷走神経」で、「迷走神経」は体内で最大の神経系の1つであり、最近はストレスがもとの現代病(不安障害・過敏性腸症候群・不妊)の治療に関係して研究されているとのことです。
脳幹から耳と喉の奥を通り、腸で分岐して臓器と脳にメッセージを伝える「迷走神経」は、体と心をつなぐブロードバンド回線のようなものだといいます。直感で、「〜な気がする」ときは、「迷走神経」が働いているとのことです。
この「迷走神経」を刺激する「迷走神経刺激療法(VNS) 」は、てんかん・片頭痛・耳鳴りなどの治療に取り入れられているそうですが、神経そのものがストレスに対して発揮する力を調べる研究は比較的新しいそうです。
アメリカの大学では、「迷走神経」を刺激することで心的外傷後ストレス障害(PTSD)の症状を緩和する研究が進んでいるとのことです。
また、「迷走神経」を整える古代のセルフケア方法(ヨガ・瞑想・チャンティングなど)には、驚くべき鎮静作用があることも分かってきたため、「セルフケア神経」と呼ばれる「迷走神経」は、自分がケアした分だけ自分をケアしてくれるそうです。
次にどのようにケアをするのか紹介したいと思います。
「迷走神経」をケアする方法とは
「迷走神経」をケアするには、下記の3つの方法があるとのことです。
以上となります。この後は、①〜③について説明したいと思います。
⒈慈悲の瞑想をする
上座部仏教の瞑想の一種で、この瞑想を基本にしたアメリカの大学の研究では、前向きな感情や社会とつながっている感覚を持っていると、「迷走神経」の活性が高まることが分かった。
⒉冷たいシャワーを浴びる
顔に冷たい水をかけると哺乳類の潜水反射が起きて、「迷走神経」が刺激され、冷たさに体が慣れてくると、「迷走神経」が落ち着くことが分かった。
⒊振動音響療法のウェアラブルデバイス(身体に装着して使うコンピューター)を使う
片頭痛・不眠症・摂食障害・慢性痛の治療に長く使われてきていて、最近では、その技術をスマホと連動させることで、いつ、どこでも心身を落ち着かせるウェアラブルデバイス「Senate」が関心を集めている。
ストレスと「迷走神経」
ストレス反応にストップをかけてくれるのが「迷走神経」で、迷走神経系は呼吸と心拍数を落ち着かせ、自分を休息・消化モード(副交感神経系が優位の状態)に戻してくれるとのことです。
臨床精神医学誌に掲載された論文によると、うつ病の人は血中の炎症マーカーが46%も高く、現在のうつ病蔓延の原因が長引くストレスによる炎症にあると考えているそうです。問題は、長引くストレスでも、「迷走神経」は私たちの要求についてこられないことだそうです。
正常な機能を失った「迷走神経」は活性が低い状態になるとのことです。神経科学者である博士によると、これはストレス反応を落ち着かせる能力が低下した、あるいは完全に失われた状態と話しています。
恐怖や不安を感じているとストレスは増える一方なので、体のバランスを整える「迷走神経」の能力がさらに押さえ込まれて妨げられてしまうため、長引くストレスは有害とのことです。恐ろしい出来事の記憶でさえも、あまり頻繁に思い起こすと「迷走神経」の動きを低下させるとのことです。
最後に
体の奥深くまで張り巡らされている「迷走神経」には謎が多く、「迷走神経」は脳腸相関(腸内細菌によって作られた短鎖脂肪酸が迷走神経を通じて脳に信号を送る仕組み)の一部とのことです。
その脳腸相関は食欲に関係しているだけでなく、排便で幸せな気分になれる理由とさえ言われているそうです。
「迷走神経」を支えるためのツールや方法を増やすことが重要になるとのことです。「迷走神経」に関係する研究が進むことの長所は、ずっと「気のせい」で片付けられていた一部の疾患(片頭痛・過敏性腸症候群・不安障害など)が、臨床的に説明できるようになることだそうです。
まだ謎の多い分野ではあるけれど、「迷走神経」で起こることは「迷走神経」の中だけでなく、その影響が全身に行渡ることだけは確かであるとのことです。
参考サイト:ストレスを減らす「セルフケア神経」って知ってる?
noteでも記事を書いているので、よかったら読んでみて下さい!
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