主治医の先生が恐れていた目の病気…≪網膜剥離≫『パート1』網膜剥離の説明、手術、入院に至るまでの経緯…

男性が両手を頭に当てて頭を抱えてる様子をコミカルに描いているイラスト

この記事は約 9 分で読むことができます。


AKARIの読者の皆様、おはこんばんちは(^^)
くまくまパパです(^(エ)^)ノよろしくお願いします(*^-^*)
4本目となる今回の記事は、掛かり付けの先生が恐れていた網膜剥離もうまくはくりのお話です。
手術中に何が(゚Д゚;)…入院生活の辛かった出来事とは…((+_+))!?
手術中の出来事や時代とともに変わりゆく入院生活の背景、そして、実は手術よりも辛かった入院生活の真相…これらの出来事を三部構成でお伝えしていこうと思います。
今回は『パート1』といたしまして、網膜剥離の簡単な説明手術について、そして網膜剥離が発覚して入院、手術に至るまでの経緯をお話しさせていただきます。
最後までお付き合いくださると、テンション上がって次の記事も気合い入ります(`・ω・´)ゞ

網膜剥離って何?

まず、網膜について説明しておきます。
過去、私が主治医の先生から教えてもらった記憶をもとに、出来るだけ分かりやすい例えを交えながらリアルに伝えていこうと思います。
網膜というのはカメラに例えるとフィルムにあたる部分です。
目の中に入ってきた光を水晶体すいしょうたい(レンズ)がとらえ、そして硝子体しょうしたいを通過して光を感じ、映像として映し出す役割を担っています。
剥離とは剥がれること…つまり網膜剥離というのは網膜が剥がれるという病気です。
カメラに例えるとフィルムが剥がれて映像が映らないという状況をイメージしていただければいいかと思います。
網膜剥離は、多くの場合、網膜に小さな破れ目(裂孔れっこう)が生じ、そこから眼球内の水分が網膜の裏側に入り込むことで剥がれが進行します。
網膜が一度剥がれてしまうと、その部分は光を感じることができなくなり視野の一部が欠けたり何も見えなくなったりするのです。
全部剥がれてしまう失明です(; ・`д・´)ノ
つまり、一部が見えないくらい大したことないとか仕事が忙しいとかで放っておくと…  です(; ・`д・´)ノ
大事なことなので2回言わせていただきました(; ・`д・´)ノ
壁紙が一部が剥がれたらそこからどんどん剥がれていってしまうみたいに、網膜も一部が剥がれてしまうとそこからどんどん剥がれていってしまいます。
それを防ぐために破れた部分を補強し、剥がれた部分をくっ付けてしまおうというのが網膜剥離の手術なのです(‘ω’)ノ

網膜剥離の手術ってどんな事するの?

まず、網膜剥離の場合の入院は約2週間です。
網膜剥離の手術は、まずレーザー光凝固術ぎょうこじゅつを行います。
分かりやすく例えると…『壁紙にちょっとした破れや浮き(しわ)を見つけた時、それ以上広がらないように、その部分の周りを接着剤で固定したり、温めて伸ばしたりして、しっかり補強する。』というイメージです。
レーザーもこれと同じで、網膜にできた小さな裂け目や薄くなっている部分の周りに、目に見えない小さなやけどの跡を意図的に作り、この跡が固まって壁紙の補強材のように働き、それ以上網膜が剥がれてこないように食い止めるのです。

しかし、それで終わりではありません
破れた一部分を補強しても、剥がれた部分をくっ付けないと意味がないのです…例えるなら『壁紙の破れた一部分を補強しても剥がれた部分はしっかりくっ付いてませんよ…』という状態です。


※ ただし、網膜剥離へと進行する前の段階である網膜裂孔もうまくれっこう網膜円孔もうまくえんこうの場合は、レーザー光凝固術のみで対応できます。『亀裂や穴があるだけで、まだ剥がれてはいない。』という状態ですので、レーザー治療で患部を補強して網膜剥離になるのを防ぐ…つまり網膜剥離にならないために予防するというわけです。

では、その剥がれた部分をどうやってくっ付けるのか…特殊なボンドみたいなやつでくっ付ける?いいえ、違います。
その多くの場合、目の中に特殊なガスを注入してそのガスの力で網膜をくっつける

いわゆる硝子体しょうしたい手術を行います。
壁紙が大きく剥がれてしまったとき、ただ接着剤を塗るだけでは、すぐにまた剥がれてしまいます。きれいに貼り直すには、剥がれた壁紙を元の位置にしっかり押しつけて、空気を抜いてあげる必要があります。目の中にガスを入れる手術は、これとよく似ています。
特殊なガスを目の中に注入することで、そのガスの浮力と圧力が、剥がれてしまった網膜を、壁紙のように眼球の奥の壁にそっと押し戻してくれます
そして、ガスが網膜を元の位置に押さえつけている間に、網膜が自然と本来の場所にくっついてくれるのを、ガスがなくなるまでじっと待つ、というイメージです。
ガスは、水に溶け込む形で自然に抜けていきます
その完全に抜けるのに必要な期間が、2週間というわけなのですヽ(・ω・)ノ


硝子体とは、眼球の中にあるジェル状の透明な液体の事で、眼球の形を保つ、目に入ってきた光を屈折させる、あと外部からの衝撃を和らげる働きも担ってます。
分かりやすく例えると、ブドウやトマトのプニプニした中身みたいに、目の中いっぱいに詰まって目の形態を保っている…というイメージです。


ガスの力でも対応出来ない場合は、ガスの代わりにシリコンオイルを注入して、約3か月かけて網膜をくっつけます。この場合、約3か月後シリコンオイルを抜く手術を受けないといけません。
シリコンオイル水に溶け込まず自然に抜けませんから…
 
ちなみに私はこのシリコンオイルを抜く手術も経験しています。
そのことに関してはまた別の機会に記事にしたいと思います。

今回の私の場合は硝子体手術でしたが、実は網膜剥離の手術にはもう一つ、破れた部分を外側から治療する強膜バックリング術(網膜復位術)があるのです。

強膜バックリング術(網膜復位術)
強膜(きょうまく)とは、眼球の一番外側にある、いわゆる「白目」の部分です。
強膜バックリングとは、裂孔部分を眼球の外側から治療する方法です。
網膜裂孔と眼球壁との距離を近づけるために、強膜を内側にへこむように、シリコンでできたバンドを強膜に縫い付けます。眼球を内側にへこませることで、網膜色素上皮と剥がれた網膜を接着させます。
また、穴の周りを白目の上から冷凍凝固や、白目に小さな穴をあけて溜まった水分を抜くなどの処置を追加することもあります。ほとんどの場合局所麻酔で行うことが可能です。
眼球表面の形は手術前と同じく丸いままですので、違和感はほとんどありません。
また、硝子体手術と異なり、手術後うつ伏せの姿勢を取る必要はほとんどありません。
引用元:【医療法人明徳会 総合新川橋病院】網膜剥離手術

ちなみに、上記引用元の【医療法人明徳会 総合新川橋病院】のサイトでは網膜剥離の手術の事について図を用いてもっと詳しく記述してありますので、もっと詳しく知りたい方は是非、参照してみてください(・ω・)ノ

視界が…何か違和感が…

実は網膜剥離を経験したのは1回だけではないのです(・ω・)/
曖昧な記憶なのですが、4回は網膜剥離の手術の経験をしています。網膜剥離の手術だけで…です。
いつ、どっちの目をというのはハッキリ覚えてませんが、左目1回、右目が3回…だったと思います。

4回目の網膜剥離(右目の3回目)は1~3回目とはまた異質なので、別の機会に記事にしたいと思います。

さかのぼること20年程前…当時は仕事を辞めて就職活動しながら雇用保険で生活していたと思います。
初めて違和感に気付いたのは視界に真っ暗なもやというよりは、映像の左上の角が黒く塗りつぶされているような、そんな違和感を感じました。
さすがにこの時は以前記事にした白内障の時のようにゴミが着いてるなんて発想はなく、明らかに何か異変が起こってると感じ、すぐに眼科を受診しました。最初、主治医の先生は「何もないぞ~…」と首をかしげておられましたが、「視界がバッサリと欠けているんです。」と説明すると急きょ、緊急の視野検査をしてもらう事になりました。

果たして…視野検査の結果は…?

結果は……左上…そう、まさに視界がバッサリ欠けている感覚がする部分が、同じく視野検査の結果でも見事にバッサリと欠けていたのです。
視野検査後の主治医の先生の反応は…「ん~、ちょっと待ってよ〜」と立ち上がってルーペと光を当てて目の奥を入念に見続け、数分後…「 あっ!!破れとる!! こいが怖かっちゃんねぇ…!(あ!!破れてる!!これが怖いんだよねぇ…!)※九州地方の方言なのです(;・∀・)ゞ」と思わず叫ばれていました。
その直後、大学病院へ緊急入院緊急手術となったのです。
確か受診した次の日に入院で2日後に手術だったと記憶しています。大慌てで準備したものです。
あ、ちなみに入院したのは長崎大学病院です。

まとめ

以上…網膜剥離についての簡単な説明と、入院、手術に至るまでの経緯についてお話しさせていただきました。

以前記事にした白内障や緑内障には前兆というものがあったのですが、私の網膜剥離の場合、気付いたら視界がバッサリと欠けていました
…とは言うものの、網膜剥離にも前兆があるみたいなのです…

 飛蚊症ひぶんしょう :目の前に蚊が飛んでるように黒い点や糸くずのようなものがゆらゆらと見える…
 光視症こうししょう :光が無い場所、もしくは目をつぶっているにもかかわらず、目の奥でピカピカと光って見える…

振り返ってみると、飛蚊症は私にもあったかもしれません。
とにもかくにも、これらの症状が現れたら、網膜剥離の前兆かもしれません。
ただちに、眼科を受診することをお勧めします(*’ω’*)ノ

さて、今回のお話はここまででおしまいです。次回は『パート2』といたしまして、「時代とともに変わっていった入院生活のお話」をさせていただきます(・ω・)/
ここまで読んでくださった皆様、最後までお付き合いくださりありがとうございました(*^-^*)
また気が向いた時にでも覗きに来てもらえると嬉しいです(・ω・)/。

くまくまパパでした(^(エ)^)ノ♪


HOME

 

 

男性が両手を頭に当てて頭を抱えてる様子をコミカルに描いているイラスト

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です