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皆さんは、セサミストリート はご存知ですか?
一度は見かけたことがある方も多いかもしれません。
カラフルな可愛らしい登場人物がたくさん出てくる、セサミストリート。
私は、セサミストリートが大好きです。
実は、そんなセサミストリート 。
可愛いところだけが、魅力ではないのです。
セサミストリートは、子ども向けの教育番組でもあります。
セサミストリートは、子どもの教育や世界に様々な影響を与えているのです。
今日は、セサミストリートの社会問題への取り組みをぜひ皆さんに知って欲しい!と思いましたので、セサミストリートのいくつかの素敵な活動について、紹介させてください。
セサミストリートの歴史
まずは、セサミストリートの歴史からお話ししましょう。
セサミストリート は、1969年11月10日に、放送が開始されました。
当時のアメリカは、人種差別や経済格差などの様々な社会不安があり、混乱の中にいました。
当時、多くの人はそれらの問題を解決するには教育が大切であり、特に幼児期の教育が重要であると考えていたそうです。
そこでセサミストリートのスタッフたちは「テレビを通じて子どもたちを教育できないかな?」と考えたのです。
セサミストリートのメッセージは、「子どもは社会全体の宝」「子どもたちの可能性が全てに優先される」というもの。
特に、黒人、ヒスパニック系に多かった貧困層、ノンネイティブの子どもたちに、希望の光を与えるために、セサミストリート は生まれたそうです。
「テレビを通して、教育格差をなくす」その想いで、セサミストリートは放送されていきました。
1971年になると、日本でも放送されるようになりました。
今では、セサミストリート は、世界150カ国以上で放送されています!
参照元:セサミストリート物語|こども英語・英会話教室の東進こども英語塾
セサミストリート の取り組み
セサミストリートは、今に至るまで、たくさんの社会問題解決のための、取り組みを行ってきました。
例えば、1975年には、ダウン症の男の子をお話に出したり、1985年には、養子制度について扱いました。
その他にも、人種差別、HIV、自閉症、などの様々な課題を、当事者のキャラクターを登場させるなどして、子どもに教育を行ってきたそうです。
参照元:エンタメ狂の独り言-アメリカの良心はセサミストリートへ続く
実際にYouTubeに上がっている、セサミストリートの社会問題の課題を解決するためのいくつかのエピソードの動画をご紹介します。
自閉症の女の子、ジュリアの紹介
この動画では、ジュリアという、自閉症の女の子のキャラクターが登場します。
エピソードでは、最初の方、ジュリアの特性にビックバードが戸惑います。
しかし、エルモや、アビー、大人などの助言により、ビックバードが、ジュリアと徐々に仲良くなっていくお話です。
ちなみに、このジュリアの人形を動かしている人は、自閉症を持った男の子の母親だそうです。
また、厚生労働省は、発達障害者啓発週間に、ジュリアや、彼女のことを心から理解しているエルモ、クッキーモンスターをポスターに起用しました。
そして以下のような施設などにポスター約7万枚を配布しました。↓
学校、保育所、福祉関係施設、地域の公民館等に加え、医療機関や鉄道会社
参照元:発達障害の啓発に『セサミストリート』の人気キャラクターを起用 |報道発表資料|厚生労働省
アビーの義理の弟との出会い
アビーというピンクの女の子のキャラクター。
アビーの母が再婚することになり、再婚相手に子どもがいるため、アビーには新しい兄弟が出来ることになりました。
新しい兄弟との出会い、向き合い方が繊細に描かれているエピソードです。
里親と暮らす、カーリ
事情があり、ママと離れて、里親と暮らすカーリ。
そんなカーリが、心を安心させるための考え方を、エルモに教える、そんなエピソードです。
ちなみのこのカーリの母は、薬物中毒のため、カーリと離れて暮らしているそうです。
住む場所がないという事情を乗り越えたリリー
ホームレスの経験を持つ、住む場所がなくなっていた、リリー。
そんなリリーが、ママから貰った、辛い気持ちを乗り越えるための、希望のリボンについてエルモに説明するお話です。
パパを亡くしたジェシー
パパを亡くしたエルモのいとこ、ジェシーが、パパとの思い出の品が詰まった箱を、エルモに紹介するお話です。
その他にも、たくさんの、辛さ、困難、苦しみなどを抱えた子どもたちに、希望を与えるようなお話を、セサミストリートは提供しています。
よかったら、セサミストリートのYouTubeのチャンネルがありますので、観てください。↓
セサミストリート日本公式 – YouTube – YouTube
また、セサミストリートには、服役中の父がいるアレックス、人種差別の深刻化に向けて、黒人のウェスリー、南アフリカでは、HIV陽性者のカミなど、様々なキャラクターが登場して、色々な問題への教育を子どもたちに行っています。
参照元:多様性とインクルージョン | Sesame Street Japan
セサミストリートの教育効果
セサミストリートの教育の効果は、すごいものがあるそうです。
2人の経済学者によると、「セサミストリートを観て育った子どもたちは、そうでない子たちよりも、小学校で出来た子どもになる」ということらしいです。
2人の研究者は、電波、視聴率を使って、調査を行ったそうです。
そこで、特にセサミストリートの視聴率がいい地域とよくない地域を比較したそうです。
その結果がこれ。↓
・(見る前に比べて)4歳までに読み書きの力が67%高い ・(見ていない子どもに比べて)社会適応力が40%高い ・(見る前に比べて)野菜を食べようとする意欲が127%増加する
すごいことですよね!
セサミストリートの番組は、お金をかけずに、アメリカの一つの教育のトレンドである、オンライン教育や、幼稚園に入園する前の教育施設の代わりになるのでは?との声もあるそうです。
参照元:大人気アニメ”セサミストリート”。なんと幼稚園の教育を上回るという分析結果が!
日本での独自の取り組み
最後に、日本のセサミストリートジャパンの取り組みをお伝えします。
日本のセサミストリートジャパンでは、独自の取り組みを行っているんだとか。
小学生向けのカリキュラムである「セサミストリートカリキュラム」を、公立の小学校、自治体に行っているそうです。
小学校の道徳の時間に「キャリアとお金」「価値や多様性の理解」「インクルージョンの実現」などの教育を提供しているそう。
これほど、提供を行っているのは、日本だけだそうです。
最後に
どうだったでしょうか?
私は、セサミストリートは本当に素敵な番組だと思います。
私は、このゴールデンウィークを、YouTubeのセサミストリートチャンネルを通じて、何かを考える、そんな時間に当てるのもいいかもな、と思いました。
皆さんも、よかったら、どうですか?
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