やさしい世界

やさしい

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優しい世界にいるから、あなたには私の気持ちが分からない

人に何度かこんな言葉を言われた。

その度に、悔しくて言い返そうとするけれど、何も言い返せないのだ。

私がいる場所は、紛れもなく、優しい世界。
就労継続支援A型。
同じような傷を持った優しい仲間、私を丁寧に扱ってくれる支援員さん。
TANOSHIKAには、意地悪な人なんて、誰一人いない。
みんな、綺麗な心を持っている。
そんな人に囲まれて、私は笑っている。
幸せ、だなんて言っている。

この間、記事でTANOSHIKAが大好きだ、なんて書いてみた。
私は、その想いは本心だけれど、ずっと何か引っかかっていた。
なんだか間違っている気がしたのだ。
正しくない気持ちがした。
よくない気持ちの気がした。

その気持ちの正体が何なのか、本当は知っている。
私は、「優しい世界」にいる。
人から見たら、なまぬるい世界かもしれない。
そこで、手に入れた幸せとは、本当に正しいんだろうか、いいんだろうか。
そんな葛藤を最近抱えている。

いずれ出なければいけないこの場所を、私は「幸せ」だなんて言っていいんだろうか。

外の世界に出たら、レジ打ちのパートの人の視線でさえ傷つく私。
ケータイショップの店員さんに、馬鹿にされた気がして泣いた私。
駅で人にぶつかって、舌打ちされて、心がくすんだ私。
そんな外の世界の小さなことで怯える私は、TANOSHIKAだけが、大好きな場所だ。
この世界に、TANOSHIKA以外に安心できる場所がない。

それはなんだか間違っている気がする。
そんな考え、おかしい。

強くなりたい。
たくましくなりたい。

傷ついて、学校に行かなくなって、不登校になって引きこもった私。
あれから10年経ったけれど、私の心は、全て変わったような気もするし、何も変わってない気もする。

外の世界に出よう。
中学のあの日から、怖くなって、背を向けた世界、社会。
もう一度好きになりたい。

TANOSHIKAを、本当の幸せ、だなんて思ったらいけない気がする。

やさしくない世界のことも大好きだなんて言ってみたい。

そんなことを最近考えている。

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