うつ病viviの「できてたことができない」

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うつ病viviの「できてたことができない」

はじめに

薄々気づいてはいたけれど一昨年ぐらいから、できないことできなくなったことが目立ってきた。

確かまだ若い時、三十代まではできていたはずなのにそれができなくなった。

なんでだろう?悔しい。情けない。

このままでは主治医に「社会復帰しても大丈夫です」と言われる日が来てチャレンジしてみても一般社会では人材として役立たず。

とてもじゃないけど「即戦力」にはなれない。

どうすればできてたことができるようになるのか?

「できてたこと」「できないこと」「できなくなったこと」を整理してできそうなことを探してみようと思う。そして前を向いて歩いていけるようになりたい。

できないこと

薄々気づいてはいたけれど前から苦手なことがある。今も一番困っている。

それは口頭で「説明ができない」こと。

相手に伝えたいことがあるのに伝えることができない。わからないことを聞くための説明ができない。説明ができないからわからないまま。結局あきらめてそのまま時間が進む。メモを取ろうとしてもメモの取り方がわからない。メモを取ったとしても自分で書いたそのメモを理解できない。

若い時はそんな自分の欠点を補うために、教わったことを理解するための猛勉強していたけれど、うつ病を患ってからはその努力もできなくてあきらめた。

できてたこと

「理解力がなくなった」

こうなる前は口頭で説明されたり、やっているところを見てればおおよそ一回で理解できた。今は「わからなくてついていけない」単純なことならなんとか理解できるけど、あれしてこれしてと手順が多くなってくるとわからない。呑み込みが悪く遅くなった。あともう一つある。それは・・。

「簡単な暗算ができなくなった」

前は耳にしただけの暗算ができた。今は目で見ても暗算ができない。買い物に行っている時「2割引きや3割引きなど」の簡単なお金の計算ができなくなった。計算をしようとすると頭が真っ白になってなにがなんだかわからなくなる。

元々数学は苦手ではあった。だけど簡単な足し算引き算ならできてたのに。どうしてだろう。

体が震える

子どものころから起きてた。だけど社会人になって勤めるようになったら滅多に起きなくなってたのに、うつ病を患ってからは少しずつ「体が震える」ことが増えてきた。

そして7年ぶりにここで働くようになったら更に体が震えることが多くなって、それが目立つようになった。決してここが悪いわけではない。

多分精神的なものだと思う。

人前に出たり何らかのプレッシャーを感じたり、また一人でいる時でも緊張状態になると、ちょっとしたことでも体が震え顔が引きつる。もし社会復帰できた時がきたら、これは大袈裟かもしれないけど私にとっては致命的になると思う。

体が震えるようになった訳は、ここにたどり着くまでにいろんなことがあって自分に自信がなくなったからかもしれない。あとはできれば今度こそ地味に目立たずひっそりと生きていきたいと思うそんな気持ちの表れかもしれないと思う。

どうして?

どうしてこんなに、できないことできなくなったことが増えてしまったのだろうか?

精神的ダメージの大きいうつ病になってしまったから?
精神安定剤を長く服用し決まった量より多く服用してきたから?
それとも社会復帰することから逃げているから?

どれも考えられる。

考えれば考えるほど悔やんで仕方ない。今更悔やんでも仕方ないけれど、やっぱり悔やんでしまう。

あんな日が来なければ。多分精神安定剤に頼る日々は来なかったと思う。そして社会から逃げ続けることもなかったかもしれない。

ふらふらしてもうろうとするまで薬を飲まなかったかもしれない。

こうなった原因は自分。誰のせいでもない。

だけどどうしても目をつむると、あの日々あの人たちの顔が浮かんでしまう。

どう向き合う

どうしよう?どう向き合っていこう・・。今の自分と向き合う。できるかな・・?

だけどこのままでは社会復帰しても闘えない。焦る。焦っても仕方ない。こんな風になってしまった私がやろうとしている社会復帰。絶対無理。だけど一つ手はある。

それは医大で心理テストを受けて渡されたそのテストの結果「報告書」

全てではないけど大体の私のことは書いてある。主治医はこれを身近なところへ提出しておくのも手だと言われてTANOSHIKAには提出してはいる。

けれど周知徹底されてはなく役に立ってないのが現実。それは仕方ない。

しかしそうとなると、この手は考えもの。それに中身は欠点だらけで障がい者として働かないとなんというか気まずい。

私はできるだけ障がい者として働きたくはない。うつ病にかかっていることをオープンにはしたくない。だからといって、そのことをクローズにして就くと恐らく疲れて同じことを繰り返してしまうのではないかと思う。

いろいろ悩んでも仕方ない。とにもかくにも社会復帰はまだ先。どのようにして仕事に就くかは、ゆっくり考えよう。

おわりに

できることできなくなったっこと。できなくなったことが圧倒的に多い。

では、できることって何だろう?

今の私にできること。それは・・わからない。何ができるのか?考えても考えても思い浮かぶものがない。できることを見つけたいけど見つからない。

だけどできることを見つけなければ。きっといつまでたってもTANOSHIKAを去ることができないと思う。主治医からはまだOKもGOサインもでてはない。OKをもらうためには、私の心の中にある怒り憎しみ悲しみ悔しさという気持ちを和らげることが一番大事なんだけど、できることを見つけることも大事なんだと思う。

こうなるまでは苦手なことがあっても、それをカバーし私にしかできないことを売りにしてきた。けれど今はそれができない。それをする自信も気力もない。

それに今私にしかできない。思い当たるものがない。

だけどこのままではいけないと思う。せめてできてたことをできるようになりたい。

焦ってはいけないとわかってはいるけれど、やっぱり焦ってばかり。

「あれもできないこれもできない」と後ろ向きになってばかり。

焦らず心から前向きになれる日を待つしかない。許された時間はもう少しあると思うから。

いつか「できること」を見つけて「できてたことができる」ようになるその日まで。

「陽はまた昇る」と信じて待ってみようと思う。

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4 件のコメント

  • よくわかります。共感をもって文章を読ませていただきました。また再び世の中で闘わなくてはならない でもいろんな力が戻ってないという状況です。そこに私もいます。もう少し世の中が優しければいいのに。 
    少し気分が楽になりました。ありがとう。

    • こんにちは。山口さん。私も同じ心境です。もう少し世の中が優しかったら、こんなにならなかったかもしれません。でもその一歩で、こうなったのは必然的だったような気もしてます。だから焦らないように歩いていきましょう。コメントありがとうございました。

  • メール読みました。同じようなことが私にもありますが、どんなに考えても答えは出ないけど今を大事にしています。きついけど少し楽になりました。ありがとうございます。

    • こんにちは。ダックスフンドさん。どんなに考えても考えても答えはでません。焦ってばかり。きついですよね。どうすれば前の自分にもどれるのか・・。悔やんでばかり。でもいつか「陽はまた昇る」その日はきっと来ると信じてみましょう。コメントありがとうございます。

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    うつ病と闘うアラフィフ。おまけに、腰部脊柱管狭窄症!踏んだり蹴ったり。のんびり穏やかに毎日を送っていきたいと思ってます。