うつ病viviからのSOS「減薬断薬の行方④~涙~」最終回

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うつ病viviからのSOS「減薬断薬の行方④~涙~」最終回 

前回までのあらすじ

医大へ転院したら減薬断薬することに。不本意だったけど主治医の言う通りにしたら体調がよくなった。だけど段々辛く苦しく。薬が欲しいと訴えても聞き入れてもらえない。精神状態は刻々と限界を超えていく。ある日自分の病を知る。現在は躁うつ病で辛く苦しい状態はPTSDの症状らしい。このころその症状に加えイライラと原因不明のかゆみがはじまった。もしや薬のアレルギーが出たのでは?と勝手に思い主治医に相談をせず薬を止めてみた。かゆみは一旦治まったがまだかゆい。主治医に相談してみるとこのかゆみはストレスかも?またこんなことを言いました。「薬を急にやめるとかゆみがでてくる」と。まさかと思いちゃんと薬を飲み始めたら今度はかゆみが大体治まった。しかしイライラとPTSD的症状は治まらない。

決心

イライラは日に日に酷くなっていきました。とにかく一日中イラついていました。

些細なことやどうでもいいこと、そして何もかもにイライラ。

早朝や深夜、中途覚醒して何かを思い出してはイライラ。そしてPTSD的症状とかゆみ。

加えて興奮して泣くようになりました。もう限界を越していました。

「お願いだからこれ以上私がイライラするようなことは見せないで!聞かせないで!怒らせないで!」

ここまできたら思っていることは滅茶苦茶。これ以上わがままにはなりたくない・・。

だから決心しました。

今度こそはっきりと言おう。そして薬をもらおう。

涙の訴え

診察の日。一番最初に言おうと診察室へ入りました。

「ずっとイライラするんです。それも一日中」

「この頓服だけでは効かなくなりました」自然と「涙」がこぼれました。

そしたら一種類だけ薬を出してくれました。それは一日一回飲む薬。

午後からが特にイライラが酷くなることを話し、昼食後に一錠飲んでみることになりました。

ホッとしてうちに帰り昼食後に飲んでみました。

これで治まるはず。飲んだ瞬間、こみ上げてくるものがありました。

涙です。たった一錠。一日一回。

数日言われた通りに飲みました。

その薬は確かに効いているように感じました。

だけど、それは飲んで二、三時間だけでその後はまたイライラ。

次の診察でそのことを話したら、昼食後だけではなく夕食後にも飲めるように出してもらえました。

今はまだ一日二回。まだ足りません。

一回の時よりは効くようになってきましたが、15時ごろから夕食後の間、深夜や午前中はまだまだです。

もう少し増やしてもらうか他の薬を出してもらわなければ。

次の診察でまた話します。ダメもとで話します。薬が足りないということを。

また泣くかもしれない。だけど主治医には本当のことを話さないと。

それが主治医との信頼関係。主治医には全身でぶつからないと。

そうでないと、いつまでもこの苦しみからは抜け出せない。

今の主治医はこの目の前にいる先生。信じてみようと思いました。

おわりに

後日、主治医に話しました。

「リーマスを増やしてもらえないでしょうか?」返事はNOでした。

それどころか、血液の濃度を調べるために血液検査をしなければならないと言われました。

リーマスとは今回増やしてもらった薬の名前で

「感情の高まりや行動を抑え気分を安定させる」効果があり成分は「炭酸リチウム」

副作用(リスク)がある薬。どのような副作用かというと、

主に「手足の震え・のどの渇き・下痢・尿量の減少」

また「発熱・嘔吐・意識もうろう(リチウム中毒)など」

その為「定期的に血液の濃度」を調べる必要があるそうです。

そんなリスクのある薬を飲み続けようとしていることに不安を感じました。

だけど、この薬を飲まないと自分を保てない。それに苦しいし辛いきつい。

だから今はまだ飲み続けていたい。

副作用なんて正直今は「どうでもいい」そう思ってます。

主治医からSTOPがかかるまで続けさせてほしい。

 

その後どうなったか、またこの場を借りてご報告しますね。

脱精神安定剤がなかなかできないviviより。おわり。

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2 件のコメント

  • 苦しみは誰もが抱えて生きています。貴女も今は悩み苦しみが続くけど一人じゃないよ!
    貴女のまわりをみたら誰もが心配し支えてくれているからゆっくりいきましょう。少しだけ勇気をもらいました。ありがとうございます

    • おはようございます。ダックスフンドさん。コメントありがとうございます。私もとても励みになりました。苦しくても辛くても頑張っていけるような気がします。「いつか乗り越えられる」そう思っていきたいと思います。これからもよろしくお願いします。

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    うつ病と闘うアラフィフ。おまけに、腰部脊柱管狭窄症!踏んだり蹴ったり。のんびり穏やかに毎日を送っていきたいと思ってます。