うつ病viviの追憶「白いクリスマス」

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うつ病viviの追憶「白いクリスマス」

はじめに

viviがまだ若かったころの、クリスマスの思い出があります。

それは、ホワイトクリスマスではなく、白いクリスマス

心の中で白いキャンパスに夢を描きました

今回は、そんなお話をしようと思います。

吉報が届く

あれは、平成3年12月のこと。20歳の時です。

当時、市内のビジネスホテルに勤めていました。

そんなある日の夜中、背中に蕁麻疹ができて救急病院へ行きました。

日に日にひどくなって、入院することに・・。

入院中、自宅に吉報が届きました。

それは新しくオープンするシティホテルからの封書。

viviはたまたま目にした求人へ応募していたのです。

第一次の書類審査に合格した通知でした。

第二次は面接・筆記試験と作文。
第三次は専務取締役社長の面接。

「面接はいつだろ?」と日時をみると近い。

入院先から行けるだろうか?

外出届け

最初は躊躇されたけど、これだけは譲れず是が非でも面接を受けたいと伝えて許可をとりました。

当日の朝はバタバタでした。でも、ここまできたら後には引けない。前進あるのみ。

第二次を無事突破、第三次にも挑みました。あとは合否の結果を待つばかり。

合格内定通知

そして、およそ一週間ぐらいで通知がきました。

なんと難関を突破。合格してしまいました。嬉しかった。

あまりに嬉しくて舞い上がったようで、その瞬間の記憶がありません。

クリスマスイブ

まだ、入院中でした。入院先の病院でクリスマスのサプライズがありました。

いつもより早めに消灯。ペンライト?を持った聖歌隊が病棟の廊下を通りました。

そして、小型のクリスマスケーキを一人一つずつ頂きました。

サンタクロースに願いを込めて

この時はまだ勤務先には何も話してなくて、どうやって打ち明けようかが課題でした。

辞めると言う前に仕事が決まってしまったのです。

退院日も決まり、その日が刻々と迫っていました。

大きな決断をしなくてはなりません。でも、気持ちは決まっていました。

「ステップアップをしたい」「向上心をもって自分を高めたい」

少年よ大志を抱け

たくさんの夢を白いキャンバスに描きました。

ホテルマンとして新たなステージに立てる喜び。

きっと、上手くいく。きっと、成功する。未来は明るい。

自分を信じて前に進む。viviならできると言い聞かせていました。

おわりに

この時はまだ、この先、何が起きるのかなんて考えもしませんでした。

夢と理想を追いかけ、その一方で現実に翻弄されて自分を失おうとしていたなんて・・。

だけど、夢までは捨てませんでした。

当時のviviは夢を夢で終わらせるようなことはしなかった。

そこが今と違うところ。今のviviにはできないこと。

なぜかというと、当時の夢からは遠く離れたところにいるからです。

あの頃には戻れません。けれど、もう一度、何か夢を見れたら・・。

もうすぐ、クリスマス。今年は暖冬。

ホワイトクリスマスにも、白いクリスマスにもならない。

だけど、心の中で自由に描ける白いキャンバスだけは持っていたいと思いました。

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2 件のコメント

    • こんにちわ。ダックスフンドさん。
      viviです。コメントありがとうございます。

      そうですね。
      胸を張って生きていきます。
      今年も残り数日。来年もよろしくお願いします。
      よいお年をお迎えください。

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    うつ病と闘うアラフィフ。おまけに、腰部脊柱管狭窄症!踏んだり蹴ったり。のんびり穏やかに毎日を送っていきたいと思ってます。