ライナスの毛布〜安心毛布とは〜

ライナスの毛布

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皆さんは「ライナスの毛布」、「安心毛布(セキュリティ・ブランケット)という言葉は知っていますか?

私自身も、親しい友人に何気なく言われたことで、この言葉を知りました。

手放せないボロボロの毛布

私は外出時、ハンカチではなくタオルを持ち歩いているのですが、ここ数年でハンカチ→ハンドタオル→フェイスタオルと大きくなっていき、最近はバスタオルを持ち歩こうか真剣に考えていました。

自宅でも、祖父に貰ったかけ毛布を20年以上使っています。

だいぶクタってきてボロボロです。

しかし、この毛布でないと寝る時に落ち着かず、毛布の必要のない夏場でも、足元に置いています。タオル類も、定期的に買い替えたほうが、衛生的だと思うのですが、感触などがお気に入りで捨てられないでいます。

そんな我が家の毛布事情を、友人に何気なく話したところ「それってまるで“ライナスの毛布”だね。」と言われたのです。

ライナスの毛布とは、スヌーピーが登場する有名な漫画「ピーナッツ」登場人物のライナスが、いつもブランケットを、肌身離さず持ち歩くことからその名前がつきました。

安心毛布とは、人が物などに執着している状態を指す。一般で言う「お気に入り」や「愛着」がこれにあたる。漫画『ピーナッツ』に登場するライナスがいつも肌身離さず毛布を持っていることにより「ライナスの毛布」とも呼ばれる。 幼児は何かに執着することで安心感を得ている。

引用:安心毛布(ウィキペディア)

ライナスの毛布、または安心毛布(セキュリティ・ブランケット)

この安心毛布というのは、離乳時の幼児によく見られるもので、離れていく母親の代用として、特定のアイテム(毛布・ぬいぐるみ・ブランケット・タオルなど)に対して執着し、常に持ち歩いたりして安心感を得ていると考えらているのです。

反対になくなると不安定になってしまう場合もあります。中には大きくなっても手放せない人もいます。

さすがに大きくなっても手放せないというのは、いけない事ではないのかと思われそうが、イギリスでは、成人男性の約3割が「大人になった今でも、ティディベアと一緒に寝ている」というデータがあります。

無理に手放さなくてもいい

安心毛布は子供だけじゃなく、大人ももっていていいものなのです。

大人になって、何かがあったときに、無条件に安心できるものがあるのは、精神的な支えになり、悪いことではなく、日常生活に支障がでなければ、無理に手放さなくてもいいのです。

幼児期の場合、安心毛布への執着も、成長につれてだんだんと別のことに興味をもち、いつのまにか安心毛布を必要としなくなっていきます。

清潔にすることが大切

ただし注意したいことはあります。

タオルなどは洗濯をして、清潔に保ったほうが、常に持ち歩いたりする場合は安心です。

肌触りを気にしているのであれば、もう一つ買って交代で洗ったり、持ち主に無断で洗ったりせず、洗濯されることがストレスにならなように工夫しましょう。

私も20年選手のかけ毛布は、定期的にコインランドリーに持っていき、晴れた日は干したりして清潔を保っています。

バスタオルを持ち歩きたい気持ちも、いつもより厚手のハンドタオルで代用できることに気づいたので、この厚手ハンドタオルを持ち歩くことにしました。

安心毛布が手放せなくて悩んでいる人もいます。日常生活に支障がでるのであれば、病院の受診も必要です。

私も20年以上も、同じ毛布を手放せないのは、普通じゃない、よくないことでは?と思っていました。どうすればいいのかと、いろいろ調べていくうちに、ライナスの毛布の持ち主で、いつもブランケットを手放せないライナス君が、

「博愛で、毛布を持った哲学者」

と呼ばれていることをしりました。

彼はいつも優しい言葉を友達にかけます。

それを知った時、もう少しくらいは大丈夫かな。と少し、心が軽くなったような気がします。

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TANOSHIKAライター。うつ病、AC(アダルトチルドレン)、機能不全家族育ち。現代詩を勉強中です。セクシャルマイノリティ当事者。読みやすい、わかりやすいをモットーに様々な記事を書いていきます。