血液型と病気の関係 血液型によってなりやすい病気・なりにくい病気がある?

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日本で血液型といえば「A型はこんな性格」「B型はこんな性格」といった具合に、性格についてイメージする方が多いと思います。しかし欧米では「性格については、血液型よりもDNAが影響している」と考えられています。

「じゃあ血液型の違いは人間に何の影響も与えないのか」というと、どうやらそうでもないらしいのです。約40年分の個人データから、血液型の違いによって“あること”に差が出ることがわかっているそうです。それは――

様々な病気の『発症リスク』

なんと、血液型によってかかりやすい病気とかかりにくい病気があるというのです。

 

日本人の血液型は多い順に並べると、A型(38%)、O型(31%)、B型(22%)、AB型(9%)となっています。血液型ごとの疾患のリスクを挙げると、

このようなデータがあるそうです。

A型、B型、AB型は、O型に比べるとがんや血管の病気のリスクが高くなっています。その一方でO型は胃潰瘍と十二指腸潰瘍のリスクが高くなっています(ただ、このデータを一見すると「O型は他の血液型に比べて、がんや血管の病気になりにくい」と読んでしまいそうですが、言い換えれば「A型、B型、AB型は、O型に比べてがんや血管の病気のリスクが若干上がる」ということであって、「O型はがんや血管の病気にならない」ということではありません)。

しかしO型が、A型、B型、AB型よりも、がんや血管の病気になるリスクが(若干であっても)低いというのは事実なのでしょう。それはいったいなぜでしょうか。

血液型ごとに、白血球中のリンパ球の割合に差がある

ウイルスと戦う抗体はリンパ球で作られます。血液型によってリンパ球の数に差があるということは、血液型によって病気に対する抵抗力に差があるということです。

白血球中のリンパ球の割合は、O型が39%、B型が37%、A型が36%、AB型が34%となっています。つまりO型は病気に対する抗体をもっとも多く持っており、AB型はもっとも少ないということになります。

なぜ血液型によって違いがあるのか

免疫学者で東京医科歯科大学名誉教授の藤田紘一郎氏は著書の中で「人類の祖先はO型だったが、農耕や牧畜を開始したことで穀物や乳製品を摂るようになり、それらを消化するため腸内細菌に変化が現れはじめた。こうしたことから新たな血液型A型、B型が現れ、最後にAB型が現れた。O型は人間の基本形であり、何でも食べていた頃の逞しい免疫力が残っているのでは」との見解を述べています。

やはり日々の生活習慣

血液型の違いによっていくつかの病気のリスクに差が出ることは事実ですが、やはり病気に対しては、運動不足や食生活など日々の生活習慣のほうがはるかに大きな影響を与えます。

O型はたしかに抗体をたくさん持っているかもしれませんが、不摂生な生活はそんな有利性を軽く吹き飛ばしてしまうし、他の血液型であっても規則正しい健康的な生活によって病気のリスクはいくらでも下げられるのです。

また、自分の血液型が他の血液型に比べて「どんな病気のリスクが高いのか」を知ることによって、生活していく上で気をつけることも見えてくるのではないでしょうか。

 

参考:がん対策推進 企業アクション事務局(PDFファイル)

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