双極性障害(躁鬱病)Ⅱ型の友人への接し方

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こんにちは。TAMAOです。

突然ですが、『双極性障害』という疾患。

僕自身は双極性障害ではなく、これについてはほんの軽く調べた程度で「知っているつもり」になっていました。しかし。

 

友人が双極性障害を持っています。

その友人が先日、明らかな躁状態にあり、僕の知らないところで突発的な行動をとっていて、とても驚きました。

双極性障害とは

気分障害に分類される疾患のひとつ。気分が落ち込み精神的・肉体的な活動力が低下する「抑うつ状態」と、それとは対極的な、気分が著しく高揚した「躁状態」を繰り返す。躁鬱病。

双極性障害Ⅰ型:躁状態に陥った際に、日常生活に重大な支障をきたすほどの行動を繰り返すなど、危険で、措置的な入院が必要な症状をみせるもの

双極性障害Ⅱ型気分が高揚し大胆な行動をとるが、「壊滅的」といえるほどではないもの

友人は主治医から双極性障害と診断されており、その自覚を持っています。そして自分のそのときどきの状態を「私、今とても鬱で……」や「すごく躁になってて……」と分析することもできます。それでいながら、その“自覚がある躁状態”にあるときに、後で聞いたら驚くような行動をとっていたのです。僕は話を聞いていて、心配で泣きそうになったほどでした。

躁状態の人に多い行動

双極性障害の人が躁状態に陥ると、その人本来のものからかなり逸脱した行動をとるようになります。

①精神運動興奮

相手の様子にお構いなしによくしゃべったり、落ち着きなく歩き回ったりという行動がみられます。これは、気分が高揚しっぱなし(テンションが上がりっぱなし)で常にそわそわした感じがつきまとっているためです。

②睡眠欲求の減少

躁状態に陥った多くの人は、睡眠時間が減少します。ふだん8時間ほど眠る人が2~3時間、ふだん10時間眠る人が5時間しか眠らない、あるいはまったく眠らなかったりします。そして、寝不足で目の下にクマをつくりながらもハイテンションで行動します。

③目標指向行動

目標指向行動とは「目的や目標を持って行動すること」ですが、躁状態にある人はパッと思いついたことに猛然と取り掛かります。その思いつきの目標が、冷静に考えれば後悔するのが明らかなようなことでも、急き立てられているかのように行動します。

双極性障害Ⅱ型の友人への、僕なりの接し方

友人の双極性障害はⅡ型で間違いないと思います。人生を壊滅的にダメにしてしまうほどのものではないからです。しかしその行動は明らかに後先のことを考えておらず、冷静になったときに絶対に後悔することになるだろうというものでした。友人の行動を具体的に書くことはできませんが、躁状態をみせる友人に僕がどのように接しているかを書いていこうと思います。

まず何より大切なことは、

「相手を信頼し、自分を信頼してもらうこと!」

です。その上で、

精神運動興奮状態をみせたら

友人が異様な落ち着きの無さをみせたら、僕は「こらこら、すっかり躁になっちゃってるぞ」と笑いながら声をかけます。すると友人は「ああっ、いけないいけない」と、落ち着こうとします。深呼吸をさせ、「そわそわしちゃうんだね。大丈夫、大丈夫」と言葉をかけます。

落ち着きの無い人に対しては、こちらが普段以上に落ち着き、穏やかに接することが大切だと思います。

人間は、慌てているときや混乱しているとき、「落ち着かなければ」と頭で考えても自分一人ではなかなか上手くいくものではありません。しかし、落ち着いている人がゆったりと落ち着きを促してくれると、意外なほど落ち着けるものです。

僕は躁状態の友人に対してはいつも、笑いながら、そして冗談っぽく接しています。「躁状態で落ち着かないなんてことは、大したことじゃない」と思ってほしいからです。

困った目標指向行動をみせたら

躁状態にある人は突発的、衝動的に行動するもので、話を聞いたときはすでに「こんなことをした」「こんなことをしている最中だ」となってしまっていることが多々あります。

そんなときは、「ええ!? もう、なんでだよ……」とこちらがショックを受け、悲しくて落ち込みそうになることもあります。でも、過ぎてしまったことはどうにもなりません。今後それを繰り返さないようにしてあげることのほうが大事です。

まずは落ち着いて、なぜそんなことをしたのか、そのきっかけや、どんな気持ちでそれをしたのかをたずねます。そして主観的ではなく客観的に、つまりこちらの感情的なものではなく、「普通に考えたら」という第三者的な視点で、「きみのしたことは、こういうことなんだよ」と説明します。

そして相手に、自分のしたことを、やはり主観的ではなく第三者的な視点で見つめ直すように促します。

ただし、この作業にはかなりの根気、忍耐が必要になります。相手は自分のしたことを何らおかしいとも思っておらず、こちらの言葉を「余計なお世話」「口うるさい」と受け取ることが非常に多いからです。

しかし僕は相手の目をしっかり見て、「僕はきみの味方だよ。僕はきみを心から信用している。だからきみも僕を信用してほしい。僕の言うことを信じてほしい」と言います。根気強く、何度でも言います。何度でも、何度でも言います。

友人が我に返るまで言い続けます。

双極性障害Ⅱ型の友人と付き合っていくために

双極性障害に限らず、心の病気を持っている人と付き合っていくには様々な困難があると思います。なにしろ僕自身がパニック障害、うつ病、強迫性障害、そしてコントロールが困難な怒り発作を持っていて、友人を片っ端から失ってきました。

しかし不思議なことに、双極性障害Ⅱ型の友人の悩む姿、苦しむ姿を見ると、自分の病気のことを一時的に忘れます。そして「助けてあげたい」「間違いを犯さないように導いてあげたい」と思えます。

必要なこと、いちばん大切なことは、「相手を信頼し、こちらを信頼してもらうこと」だと、僕は思います。

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