ゾロ薬の意味知ってますか?

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こんにちは、金次郎です。

 さて、タイトルに書いてある「ゾロ薬」ってどんなお薬だか分かりますでしょうか?

新種のお薬が出たのかな?特効薬?薬局で買えるの?など様々な声が聞こえてきそうですが。結論から言うとゾロ薬とは『ジェネリック医薬品(後発医薬品)』のことです。
今回はゾロ薬(ジェネリック医薬品)について書いていこうと思います。
 

1・そもそもジェネリック医薬品とは?

近年使われ出した「ジェネリック医薬品」と言う呼び方も普段あまりお薬を飲まない方には、良く分からないですよね。
「ジェネリック医薬品」とは、先発医薬品に対してそのお薬の特許の保有期間が終わった後に、他の製薬会社が同じ成分で商品名を変えて発売する後発医薬品の事なのです。
 病院で処方されるお薬に多く、市販薬ではほとんど見かけません。
余談ですが、昔から欧米ではお薬の名前には成分の名前をそのまま付けている事が多いです。
 例えば日本には「デパス」と言う古くからある有名な抗うつ薬がありますが、このお薬の主成分は「エチゾラム」と言う名前です。
 現在は、この「エチゾラム〇mg+製薬会社名」で、16種類ものジェネリック医薬品が存在します。
 昔は製薬会社が考えた色々な名前が付いていましたが、医療現場が名前を覚えるのに大変と言う事で、現在日本での処方薬は欧米に準ずる形で成分名+製薬会社名で、ほぼ統一されて来ています。
 一例をあげると
お薬名:デパス
 ・デプレッション【depression】 意味:意気消沈、憂鬱(ゆううつ)
 ・パス     【pass】    意味:通過
 かかりつけ病院の先生の話しですが、製薬会社もしくは開発者が「このお薬を飲んで憂鬱な気分をパスしちゃいましょ」みたいな感じで名前を付けたんだろうねと言っていましたが、なるほどお薬の効き目を良く表現している名前だなと思いました。

 

2・ではなぜ、医療業界ではゾロ薬なんて呼んでいるの?

 
 上記の様に、先発医薬品の特許有効期間が切れた後に、雨後のタケノコの様にゾロゾロとたくさんの製薬会社から出てくるので、医療業界では少し呆れ気味に嘲笑を込めて「ゾロ薬」と呼んでいます。
 と言うのも主成分は同じお薬とは言っても製法や副成分の含有が製薬会社によって少しずつ違いがありますので、先発薬品では効き目があったのにジェネリック医薬品では治療効果が現れない患者さんも居ることから医師や薬剤師の中には「どのお薬にしよう?」と悩む方も存在します。
 私自身も、乗り物でのパニック発作が酷くなって今までの病院に通院する事が出来なくなり、家から近い病院に転院した時に、処方されていたお薬が全てジェネリック医薬品に変わって、体調が悪くなり再転院した経験があります。
 ジェネリック医薬品を否定はしませんが、個々人の体質や症状によっては効き方が変わって来る事、さらに私はお薬の名前がそれまでと変わってしまった事により「今までのお薬と名前が違うけど効くの?」と不安になる事でお薬の効果が出なかったのだろうなと思っています。
 「うつ病」や「パニック発作」等の「心の病」で長期間治療している患者さんは、自分の病気や治療方法(特にお薬)に関しての情報を、結構色々と集めていますので、ある種の「プラセボ効果(偽薬効果)」的な投薬が効かない方もいます。

 

3・ジェネリック医薬品の利点と日本での現状

 ジェネリック医薬品の利点はと言うと、先発医薬品に比べて薬品会社は開発した会社の成分表を参考に製造すれば良いので、開発期間が短くて済み、その分お金も掛からないのでお薬の価格を安く抑えられます。
 ですから、ジェネリック医薬品を扱っている病院に行けば、患者はお薬代を節約する事ができます。
 また、入院施設の有る病院では病院経営の観点から見るとジェネリック医薬品を使った方がお薬の購入経費を安く出来るメリットが有ります。
 
 では、現在日本ではどのくらいジェネリック医薬品が使われているでしょう。
 ジェネリック医薬品の普及率は、アメリカでは91%、ドイツ82%、イギリス73%、フランス62%と欧米では処方薬の過半数を超えているのに、日本は43%ほどです。
 理由としては、日本ではジェネリック医薬品を製造している製薬会社のほとんどが中小の名もなき製薬会社です。ですから、医療現場が使用に二の足を踏むのは、せっかくジェネリック医薬品に変えても製薬会社の経営状態によっては製造が中止されてしまう、場合によっては会社が無くなってしまう等、安定的なお薬の供給が必ずしも保証されないと言う不安感があるからです。
 しかし、欧米以上に少子高齢化が進んでいるこの国では、医療費抑制の観点から価格の安いジェネリック医薬品をもっと普及させようと厚生労働省も動いており、先ずは普及率50%越えを目標に、いずれは欧米並みの普及率にしたいとジェネリック医薬品の使用を医療現場に奨励しています。

参考:「コトバンク」より【depression】の意味 URL:https://kotobank.jp/word/
   「おくすり100番」より デパスのジェネリック医薬品一覧(薬価)
   URL:http://www.okusuri110.jp/pc/yaka/yaka_top_search.html

   

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