アンガーマネジメント part1 「怒り」という感情を知る

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こんにちは。TAMAOです。つい先日、「今年こそ封印してみせるぞ!」と誓った症状が飛び出してしまいました。心理学、精神医学でいうところの『爆発反応』、「激しい怒りの発作」です。

僕は過去に何度も何度も、怒り発作によって取り返しのつかない失敗をしてきました。いくつもの大切な人間関係を失ってきました。

人間は失うものがあればまた新しく得るものもあり、現在の僕はまた新しい人間関係を構築している真っ最中です。今度ばかりはそれを大切にしたいと思っています――それなのに!

それなのに、その只中にまた出てしまいました……「封印するぞ」と固く誓った怒り発作が。

でも、まだ取り返しがつく状況にいると思います。僕が働いている職場は心の病気に理解がある人ばかりなので、僕の破壊的な発作にも理解を示してくれています。もちろん数人の方は「あいつはヤバイ、怖い、危険だ」と感じてしまったと思いますが……。

僕は『アンガーマネジメント』というものに取り組もうと考えています。周りに迷惑をかけないために、そして僕自身のために。

僕は今から、『アンガーマネジメント』について、記事を書きながら真剣に学んでいこうと考えています。

『アンガーマネジメント』とは

読んで字のごとく「アンガー(怒り)のマネジメント(管理)」です。『アンガーマネジメント』は1970年代にアメリカで始められ、現在では心理教育プログラムとして確立されています。

まず「怒り」という感情をしっかり理解することが始まりになります。

ここでは『プロセス思考』という方法を用いてみようと思います。『プロセス思考』とは「物事を順序立てて考える」という方法のことで、「怒り」という感情を理解するのに役に立ちます。「怒り」という感情を分解し、「怒り」とはどのように湧き上がってくるのか、「怒り」を感じることに理由はあるのか、そして「そもそも『怒り』とは何なのか」を考えていこうと思います。

1.「怒り」とは「二次感情」である

人間の感情は「快」の感情と「不快」の感情に二別することができます。

「快」の感情には「嬉しい」「楽しい」「気持ちがいい」などが。「不快」な感情には「不安」「恐怖」「悲しみ」「寂しさ」「落胆」などがあります。

そして感情には「一次感情」と「二次感情」というものがあります。

何か物事があったときに真っ先に感じる心の動きが「一次感情」、「一次感情」によって湧き上がってくる結果としての感情が「二次感情」になります。

「怒り」という感情はこの「二次感情」にあたります。

2.「怒り」を感じたときに、その原因を探ってみると

人が「怒り」という感情を覚えたとき、その直前には必ず何らかの「一次感情」を覚えているはずです。たとえば、「誰かの些細な行動が気に入らなかった」。このときにまず覚える感情、すなわち「一次感情」は「不安」かもしれません。「その人の行動によって自分の仕事に支障が生じるかもしれない、そうなったら嫌だ」、そんな気持ちかもしれません。そしてその不安を感じさせる原因を作ったその人に対して、「不安」という一次感情が「私を不安にさせるな!」という感情に変化した、それがそのとき感じた「怒り」の正体かもしれません。

「恐怖」「悲しみ」「寂しさ」「落胆」にも同じことがいえます。これらの「不快な感情」を覚えたことで、それを自分に味わわせた他者に対し、その一次感情が怒りに変化するのです。

やはり「怒り」とは二次的な感情なのです。

3.「怒り」は「防衛本能」のひとつ

「『怒り』とは、身の危険を感じたり自分のテリトリーに踏み込まれたときに、自然に湧き上がってくる感情で、『防衛本能』のひとつである」といわれています。考えてみれば、縄張りを大切にする動物は自分の縄張りに余所者(よそもの)が入ってくるとものすごく怒りますよね。人間は複雑な思考を持つ生き物ですが、根本は同じなのですよね。

つまりこういうことなのですね――「すべての人が知らず知らずのうちに『これこれはこうするべき、こうあるべきという“自分にとってのルール”、つまり“心の縄張り”を設けており、それに反する人に対して『不安』『恐怖』『悲しみ』『寂しさ』『落胆』を覚え、『怒り』へと発展させている」。

ときには「あの人はなぜ怒っているのか? 理由がさっぱりわからない」という場面に遭遇することがあります。たとえばテレビに向かって怒っている人。そんな状況にも、やはりちゃんと説明のつく理由があるのです。テレビを観ながら怒っている人にとっては、そのテレビの内容、出演者の意見などが「自分の考えとちがう」、つまりその人にとっての“心の縄張り”に触れてしまったのでしょう。

4.「怒り」の目的

アドラー心理学では「怒りの目的」は次の4つであるとされています。

怒りの目的(アドラー心理学より)

権利擁護自分の権利、立場を守るため

支配相手を自分の思うように動かすため

主導権争い相手よりも優位に立ちたいとき

正義感の発揮「自分が正しい」ということを相手に教えてやりたいとき

なるほど、たしかにそうですね。これと照らし合わせてみると、いろいろな人の理不尽な怒りも理解することができますね。たとえば、車の運転中に他の車に対して怒りを爆発させる人がいます。このような人の怒りは、他の車の動きに対して「自分の進路を妨害したな! 許さない!(権利擁護:自分の権利、立場を守るための怒り)」、あるいは「小さい車に乗っているくせに、大きな車の私の前に割り込むな!(主導権争い:相手よりも優位に立ちたいときに感じる怒り)」、それから「私は交通ルールをしっかり守っているのに、ウインカーも出さずに進路変更しやがったな! 運転マナーというものを教えてやる!(正義感の発揮:『自分が正しい』ということを相手に教えてやりたいときに感じる怒り)」である可能性が考えられますね。

5.自分の怒りの原因が何なのか、そのときの「一次感情」はどういうものなのかを理解する

怒りにはその前に覚える一次感情があり、それに種類があることがわかりました。車の運転中に怒りを爆発させる人の一次感情は、他の車の動きに対する「恐怖」「不安」だったかもしれません。それを「怒り」に発展させた可能性がありますね。

今日のまとめ

「怒り」という感情を分解して考えることで分かったのは、

①怒りの前には必ず何らかの感情を覚える(一次感情)

②その感情はどんなものかを見極め、把握することが大切

③そうすることによって自分の怒りを客観的に分析することができる

ということです。なるほど、この一次感情をしっかりと見つめ、自分がいま「どんなことに、どんな感情を覚えているのか」を把握することが、『アンガー(怒り)をマネジメント(管理する)』ことの第一歩なのですね。

 

今日、僕は「怒り」という感情の正体を知ることができました。次のステップへ進もうと思います。次は「『怒り』が健康に及ぼす影響」です。実は興味深いデータを見ることができたのです。

引き続き、『アンガーマネジメント』を学び、やがては自分の怒りをしっかりコントロールできるようになろうと思います。

 

part2はこちらです。

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