テレビに文句ばかり言う人の心理

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こんにちは。TAMAOです。

とつぜんですが、テレビを観ながらブツブツ、タラタラと文句を言い続ける人っていますよね。

「そんなに文句ばかり言うのならテレビなんか観なければいいのに」

そう思うのですが、文句ばかり言う人にかぎってどうやらテレビが大好きみたいなんですよね。ず~っとテレビをつけっぱなしにしてはず~っと文句を言い続けるんですよね。すぐそばでその文句を延々と聞かさせれると、本当にしんどくなってしまいますよね。

僕の父も昔、そういう人でした。

クイズ番組を観ればテレビ画面の向こう側にいる回答者と張り合い、自分が正解してタレントが間違えようものなら、「なんだ、こいつは。こんな問題もわからないのか」と鼻高々でした。ブツブツ、ブツブツとタレントを腐す父の姿を見て、僕は子供ながらに「この人はなんてカッコ悪いんだろう」と思っていました。

そして強く印象に残っているのは――

僕は小学生の頃、毎週木曜日に放送される『北斗の拳』のアニメを楽しみにしていました。しかし、父が帰宅し、一緒に観ることになると、楽しみな時間は一瞬にして憂鬱な時間に変わりました。文句ばかり言うのです。父が。『北斗の拳』に対して。

ご存知の方はご存知だと思いますが、『北斗の拳』というマンガは、主人公のケンシロウが敵の体の「経絡秘孔(けいらくひこう)」という一種のツボを押すことによって、その体を内部から破壊する(敵の体を内側から大爆発させる)というハチャメチャな設定になっています。それを見て、父が言うのです。

「なんなんだよ、このマンガは」「人間の体がこんなふうになるわけがないじゃねえか」

そんなこと、小学生の僕だって知ってますよ。『北斗の拳』はアニメ、マンガであり、しかも少年向けの娯楽マンガなわけです。それを楽しみにしている子供に向かって「こんなふうになるわけがないじゃないか」なんて言うのですから、すごくツラかったです。毎週楽しみにしているアニメなのに、すぐそばで文句ばかり言われて。

大人になり、パニック障害を発症した僕は、あるとき大パニック発作を起こし、目の前でうろたえる父に向かってこんな言葉で怒鳴りつけたことがあります。

「そういえば、おれが子供の頃、『北斗の拳』を観てるときによく横から口出してきやがったな!『人間の体がこんなふうになるわけがないじゃないか』とかなんとか。ンなことを10歳やそこらのガキに向かって言って、何をどうしたかったんだ!? てめえだってガキん頃は『あしたのジョー』に夢中だったって言ってたじゃねえか! てめえはあんな『ハリマオ』みたいな半獣半人が現実にいると思ってたのか!?」

すると父は、「おれは昔、そんなことを言ってたのか……」と言ってうなだれました。

人間は歳をとると丸くなるといいますが、それは当たっていると思います。僕の父はすっかり角が取れ、丸く、ツンツルテンになってました。

テレビに文句を言う人の特徴

悪口を言う人にはいくつかの共通点があるといわれています。

「プライドが高い」「劣等感が強い」「人を見下している」etc.……

クイズ番組に文句ばかり言っていた、『北斗の拳』に文句ばかり言っていた頃の僕の父は、これらすべてが当てはまっていたと思います。

①プライドが高いと文句を言う?

「プライド」という言葉は、本来は「自尊心」と同じで「自分に誇りを持つ」ことですが、最近は「プライド」と「自尊心」は意味が少々ちがうものになってきています。「自尊心」が「自分の心の中から湧き上がってくる『誇り』」であることに対し、プライドという言葉は「自分を他人と比べることによって『自信』を保つ」という意味になってきているのです。

テレビを観ながら文句を言う人は、そうすることによって「自分は優れている」という自信を得ているという側面があるのでしょう。

②劣等感が強いと文句を言う?

家の外で抱える劣等感を、テレビに向かって文句を言うことで忘れようとしている、あるいは、たとえばクイズ番組などを観て出演者と張り合い、勝ってバカにすることで自信を取り戻そうとしているのかもしれません。

③人を見下していると文句を言う?

言いますね、人を見下している人は。文句を。よく言いますね。やはり人を見下すことによって自信を回復させるのでしょう。

 

さあ、これらの特徴から、「テレビを観ながら文句を言う人」とはどんな人なのかが見えてくると思います。

「テレビを観ながら文句を言う人」とはズバリ、「プライドが高く、劣等感を持っており、家の外で強いストレスを感じている人」だと思います。家の外から持ち帰ったストレスを、テレビに向かって文句を言うことで発散しているのでしょう。

 

現代はどんな人もストレスを抱えており、発散の仕方は人それぞれです。上手にストレスを発散できる人もいればそれを苦手としている人もいます。

「テレビを観ながら文句を言う人」というのは、すぐそばにいる人に嫌な思いをさせるという意味で「上手にストレスを発散する」ことがあまり得意ではないといえるのかもしれません。しかし、それがその人なりの唯一のストレス発散法なのかもしれません。そのように考えて大目に見てあげるか……それが無理であれば、やはり別の部屋でテレビを観るようにするしかないのかもしれません。こればかりは仕方がないことなのかもしれません。

しかし、僕の父が実際にそうでしたが、人間は歳をとると丸くなります。いまは文句ばかり言っている人も、年齢を重ねればまた変わってくるのかもしれません。

 

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