被害妄想? 加害恐怖?

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こんにちは。TAMAOです。パニック全開、クリぼっちパニッカ―TAMAOです。

少し前に、【僕はパラノイアなのか?】という記事で「僕は強烈な被害妄想に取り憑かれているのではないか」というようなことを書いたのですが、

僕の中で、あのときと現在とではちょっと様子が変わってきたように思いました。

相変わらず対人関係で悩んでいるのですが、よくよく自分を見つめ直してみると、現在の僕に取り憑いているのは『被害妄想』ではなく『加害恐怖』なのではないかと思うようになったのです。

それというのも、自分自身に「いま、どんなことをいちばん恐れているのか」と問いかけてみたところ、「人から嫌われること」という答えが返ってきたからです。

僕はいま、「誰かに話しかけるとその人に嫌がられるのではないか」「誰かに近づくとその人に嫌がられるのではないか」と感じています。とてもつよく感じています。これは「自分が何かをしでかしてしまうのではないか」という恐れを抱く心理状況、つまり『加害恐怖』に似ているように思ったのです。

被害妄想と加害恐怖

①被害妄想とは

実際にはそうではなくても、勝手に「自分は人から批判されている」「バカにされている」「攻撃されている」などと確信してしまう心理状況をいいます。

非常に厄介な心理状況で、どんなに「大丈夫、そんなことないよ」「気のせいだよ」と説得されても、その考えから逃れられません。なにしろそう「確信」してしまっているのですからね。

被害妄想は『妄想性パーソナリティ障害』の典型的な症状です。

②加害恐怖とは

こちらは、「自分が誰かを傷つけてしまうのではないか」という心理に陥ってしまう状況です。「自分は誰かに対して(肉体的または精神的に)何かよくないことをしてしまうのではないか」という恐れにかられ、やはりどんなに「大丈夫、そんなことないよ」「気のせいだよ」に説得されてもその考えから逃れられません。たとえば、ものすごく繊細なガラス細工があったとして、壊してしまいそうで怖くて触れないという感覚に近いかもしれません。

加害恐怖は、『不安障害』、そのなかでもとくに『強迫性障害』によく見られる症状です。

いまの僕の心理状況は

どうやら加害恐怖に取り憑かれているようです。いまの僕は、「僕が何かすることによって、いや僕の存在そのものが人に不快な気分を味わわせることになるのでは」という考えが頭から離れません。

いくつか具体的な例を挙げますね。

①シャワー浴び過ぎ

僕は一日に二回シャワーを浴び、頭から足の先までよく洗います。夜の寝る前と、朝の出勤前です。ほとんどの人は一日に一回ですよね。それも多くは夜だけだと思います。でも僕は、朝も全身を洗わないと気が済まないのです。

これは、人から「こいつ、臭ェ」と思われるのが怖いからです。というか、「こいつ、臭ェ。こいつのせいですごく不快な気分になった」と思われるのが怖いのです。

僕はバス通勤をしているのですが、前の座席にオジサンが座ると、そのオジサンからにおいがすることがあります。いわゆる加齢臭ですね。これを恐れているんです。僕もそういうにおいを発しているのではないか、と。なにしろ僕もすでにそういうお年頃なので……。

だから毎日、夜だけではなく朝もシャワーを浴びるんです。そうして日中でも常にシャンプーとボディーソープの清潔なにおいを漂わせていたいのです。

バスの中で、僕のすぐ後ろの席に女性が座ったりすると、「ああ、よかった。いまの僕は臭くないんだ」と安心できます。そして「僕の後ろの席に座ってくれてありがとうございます」と心の中でお礼を言ったりしています。もしも僕のすぐ後ろの席に女性がいったん座って、すぐに席を移動したりなんかしたら、「やっぱり僕は臭いんだ。あの人に不快な思いをさせてしまったんだ」と落ち込み、その後しばらくは立ち直れないでしょう。

②口臭スプレー使い過ぎ

僕は口臭スプレーを常にポケットに入れており、そりゃあもう頻繁にシュッシュッとやっています。やはり「こいつ、口が臭ェ。こいつのせいですごく不快な気分になった」と思われるのが怖いからです。あまりに頻繁にシュッシュッ、シュッシュッとやっているので、わずか三日で一ビンを使い切ります。最近、それに加えてミントタブレットまで次々と口に放り込み始めました。

口臭を気にすること自体は悪いことではないはずですが、やはり僕は自分でもちょっと度が過ぎていると思います。

③鼻毛、抜き過ぎ

もしも不快に感じられてしまったら申し訳ございません……。でもやっぱり怖いのです、もしも鼻の穴から鼻毛が出ていたらと思うと。鼻毛が出ていると間違いなくカッコ悪いですからね。その上「こいつ、不潔。こいつのせいですごく不快な気分になった」と思われる恐れがあります。

だから抜くんです。抜きまくるんです。僕の鼻の穴の中はツルッツルです。絶対に抜き過ぎです。昔、彼女から「鼻毛、無さ過ぎじゃない?」と言われたことがあります。

鼻毛って、人間にとって必要だから生えているんですけどね。埃などを吸い込むことを防ぐために必要なんですけどね。それをことごとく引っこ抜いちゃうんです。

『人格(パーソナリティ』障害』と『強迫性障害』

さて、「人からどう見られているかを異常に気にする」というのは、人格障害である『妄想性パーソナリティ障害』、『回避性パーソナリティ障害』、または『強迫性障害』が引き起こす『強迫観念』によるもの、これらのうちのどれかだと思います。

「人が自分を嫌っている」「人が自分を批判している」などの「妄想」に取り憑かれるのがパーソナリティ障害の特徴ですが、いまの僕は「人が僕を嫌っている、批判している」というよりも「僕が何かをすることによって人に嫌われてしまうのではないか」ということを「恐れている」ようです。ポイントは「人が」ではなく「僕が」というところと、「妄想」ではなく「恐れている」というところです。とくに「妄想」と「恐れている」の違いは大きいと思います。「妄想」とは「そう確信している」ことであり、これはたとえ他者から「そんなことないよ、ただの思い込みだよ」と言われても絶対に揺らがない、本人にとっては紛れもない真実になってしまっていることです。

一方「恐れている」は、「そうなってしまうのではないか、もしそうなったら嫌だ」という不安であり、「真実だ」と決め込むまでは至っていません。そして妄想とのいちばんのちがいは、「自分で『無意味な考えだ』とわかっていても、不安で不安でその考えを取り払えない」という点です。

というわけで、いまの僕は強迫性障害が引き起こす加害恐怖、「誰かに話しかけるとその人に嫌な思いをさせることになるのでは」「誰かに近づくとその人に嫌な思いをさせることになるのでは」「だから僕は誰にも話しかけないほうがいいし、近づかないべきだ」という強迫観念に取り憑かれているのだと思います。

さてさて、僕の心に取り憑いているものの正体がわかったところで

どうしようもありません。なぜなら、

すべてはセロトニンのせい! 脳内のセロトニン不足のせい!

だからです。

脳内セロトニンの慢性的な不足によって僕はパニック障害とうつ病を患っていますが、そこに強迫性障害が加わることは少しも不思議ではありません。強迫性障害の原因もセロトニン不足にありますからね。いってみれば、「風邪をこじらせて熱が出ていた(パニック障害)。そこに喉の痛みが加わった(うつ病)。さらに体の節々が痛みはじめるようになった(強迫性障害)」みたいなものです。

 

まったく……。もうすぐ職場の忘年会があるのですが、『加害恐怖』という強迫観念のおかげで、僕は参加を断念せざるをえませんでした。「僕が参加することによって誰かに嫌な思いをさせてしまうかもしれない」と考えてしまうのです。僕は本来、みんなでワイワイ楽しく過ごすことが大好きなのに……。すごく悲しく、寂しいです。その日は家で一人で掃除でもしていようと思います。

加害恐怖……本当に厄介です。助けてほしい。でも、どうにもならないんですよね。それに、僕の場合はただ「悲しい、寂しい」と嘆いていればいいことですが、僕の知り合いにはもっともっとひどい強迫観念に取り憑かれてしまった人がいます。

それを思えば、僕の悩みなんてちっぽけなものです。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

パニック障害歴9年、うつ病歴5年。いつも元気にパニクったり落ち込んだりしています。 愉快なパニック体験談、うつ病との飽くなき闘いを発信していきたいと思います。