自殺をほのめかされたら

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こんちには。先日とつぜん自殺願望に襲われたTAMAOです。

もしも、家族、親しい友人、恋人など、失いたくない人から自殺をほのめかされたら……

どうしますか?

 

昨年2017年は2万1321人もの人達が自ら命を絶ちました。総人口約1億2400万人のこの日本で、約5820人に1人の割合になります。この数字を高いと思うか低いと思うかは人それぞれですが、日本は世界で13番目に自殺率が高い『自殺大国』であることは事実です。

1.自殺をほのめかす人の心理

①「自殺をほのめかす人は自殺をしない人。本当に自殺する人は黙って死ぬ」は本当??

そう辛辣に言い切る人もいます。まあ、ある意味ではそうかもしれません。自殺をほのめかす言動をする人というのは、まだ自殺することにためらいを持っているといえます。自殺願望はあるけれど、「死にたい、でも死ぬのが恐い」と心が揺れ動いているのです。

でも、「死んでしまいたい」と思っていることは確かなのです。だから「自殺をほのめかす人は自殺をしない人」と決めつけてしまうのは危険です。

②自殺をほのめかす人と、心の病気

『WHOの自殺予防マニュアル(PDF)』によれば、実際に自殺を決行した人たちの90%が生前に精神疾患に羅漢しており、また60%の人たちが抑うつ状態にあったであろうと推測されています。病名としていちばん多いのが「うつ病」で、「アルコール依存」「統合失調症」「人格障害(パーソナリティ障害)」「不安障害(パニック障害や強迫性障害)」が続きます。

この中で、「自殺をほのめかす」ことが病状の大きな特徴になっているのが「人格障害(パーソナリティ障害)」、その中でも「境界性パーソナリティ障害」です。境界性パーソナリティ障害患者は、自分のもとに人を繋ぎとめることに異常なまでに必死になり、脅しとして自殺をほのめかす傾向があります。また、ヤケを起こして本当に自殺を遂げてしまうことも、少しも珍しくありません。

➂自殺をほのめかされたら

穏やかに、話を聞いてあげることが大切です。

自殺をほのめかす人は、心にものすごい量の悩みを抱えています。それは「ものすごい数の悩み」であるかもしれないし、「ひとつの悩みがものすごい重み」になっているかもしれません。どちらであっても、その悩みの量は本人の限界を超えそうになっている、あるいは超えてしまっているのです。それを全て、全て、打ち明けてもらうことがとても重要です。

中には、話下手で自分の考えを言葉に表すことを苦手としている人もいるでしょう。話を急がせず、「ゆっくり、話を聞かせて」と言ってあげましょう。「箇条書きのように、ひとつずつ、悩みを言ってみて」と言ってあげるのもいい方法だと思います。

2.自殺願望を持つ人が言われたくない言葉

こればかりは人それぞれだと思いますが、つい先日強烈な自殺願望に襲われた僕の、そして過去に数度の自殺未遂歴のある僕の経験から挙げさせていただくのですが――

あくまでも僕個人が実際に言われて全く心に響かなかった言葉であって、決して誰の言葉を批判するものでもありません。ただ僕自身が、「こんな言葉をかけられたが、それで自殺願望が消えることはなかった」という、ほんの一例です。

①「いまは辛くても、そのうちいいことあるよ!」

この言葉に対しては、「そうですか。こっちはいま現在、この瞬間が辛くて辛くて耐えられないんです。『そのうち』のことなんてどうでもいいです。だいたい、『そのうち』っていつのことですか」と思いました。

②「生きたくても生きられない人が世の中にはたくさんいるんだよ。命を粗末にしてはダメ」

これに対しては「そうおっしゃるのなら、僕のこの命を、その生きたくても生きられない人に差し上げるので、その方法をあなたが提示してください」としか思いませんでしたし、そう言い返しました。

③「死んでも何も解決しないよ」

いや、解決します。今のこの苦しみから、完全に解放されます。

3.自殺をほのめかす人にかけるべき言葉とは

その人の自殺願望を完全に消し去ることはできなくても、その日の自殺を思いとどまらせることはできます。その人を死なせたくないと強く思うのであれば、忍耐強く、繰り返言葉をかけてあげることが必要です。その言葉とは、例えば、

①「ねえ、毎日、時間を決めて話をしようよ」

日課を課してあげることはとても良いと思います。毎日決まった時間に顔を合わせる、決まった時間にそのときの気分を話してもらうようにする。自殺願望を持っている人に対しては、長期の目標を提示するのではなく、「今できること、今するべきこと」を提示してあげましょう。

②「ご飯はしっかり食べなさい。夜はちゃんと眠りなさい」

これは、「あなたの体調管理は私がしてあげる」という意味です。「あなたの体の健康は私が守ってあげるから、あなたは心を休めることだけに専念しなさい」と明確に示してあげるのです。

相手の目をしっかりと見て、心からの言葉をかけてあげる。そうすれば気持ちは必ず伝わります(経験者として断言します。僕は実際に自殺を延期しましたからね)。

③「まずは1ヶ月。1ヶ月は『絶対に死なない』と約束して」

先にも書いたことになりますが、長期的なことではなく、まずは短期的な目標を提示することが大切だと、僕は思います。

抑うつ状態にあると、長期的なことを考えるのは難しい、というか長期的なことを考えると絶望感に苛まれるようになります(僕の経験より)。そこで、「いま、今日、明日」という短期的な目標、課題を提示し、それを約束させるのです。

この「約束させること」は、絶対に絶対に必要です。

4.最後に。付き合っていくには覚悟が必要

自殺願望を持っている人と付き合っていくのは大変なことです。相手は些細なことで「死にたい」と考え、「もう死ぬ」と訴えてくることでしょう。

それがあまりに頻繫だと、「ま~た始まった。いいかげん勘弁して。こっちがどうにかなっちゃいそうだよ」と思ってしまうかもしれません。いや、そう思うのは普通のことだし、実際にそういう人はかなり多いはずです(僕もそれで、恋人、友人をことごとく失いましたからね)。

だから、付き合っていくのであれば相当な覚悟が必要なのです。

理解と、そして忍耐が必要なのです。

 

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パニック障害歴9年、うつ病歴5年。いつも元気にパニクったり落ち込んだりしています。 愉快なパニック体験談、うつ病との飽くなき闘いを発信していきたいと思います。