ぼくの適応障害はちょっと違う?

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【1】適応障害の一般的な症状

 適応障害とは、ある特定の状況や物事が、その人にとってとてもつらいものとなり、それが原因となって気分が不安定になったり行動に問題が生じる症状です。原因は、学校や職場での人間関係がうまくいかないことであったり、勉強や仕事そのものへの不適応であったりとさまざまです。適応障害になると、学校や職場に行くことができなくなったり、あるいはその環境で問題となるような行動を起こしてしまったりなどの、本人も周囲の人も望ましくない状態となってしまいます。

【2】適応障害からの脱却

 適応障害から回復するためには、まずは十分な休息が必要です。適応障害の特徴としては、つらい状況から脱するとすぐに元気になることです。しかし、この元気には、つらい状況を乗り越えるためのちからは含まれていません。なので、つらいと思っている環境に慣れるための認知心理的な訓練を受けたり、あるいはその環境そのものを変えてもらう手はずをしてもらったりの助力が必要となります。そのような助力が叶った場合はもとの環境に戻ることができるかもしれませんが、得られなかった場合はその環境を離れるしかありません。それが、例えば退学であったり退社であったりします。適応障害からの脱却は、もとの戻るための訓練を受けるか、あるいはその環境から離れるかです。なお、環境を離れる選択をしすぎると、ストレスに対する耐性が下がることがわかっています。なるべく訓練を受けることが望ましいです。

【3】なんで適応障害に?

 以上のようなことが適応障害のよくある症状なのですが、わたしの適応障害はちょっと違います。適応障害と2回診断され自己都合退社をしましたが、いずれも人間関係はよかったり仕事に満足していたり十分なサポートを受けることができたりしていました。なので、適応障害の症状が出たときは、「なんで?」と思いました。ずっと不思議に思っていたのですが、最近になって、自分の適応障害がどんなものなのかをわかることができました。

【4】十分な休息が必要

 障碍者だけでなく、一般の人でも、仕事をすれば疲れます。疲れをとるために、からだを休めると思います。ぼくの場合は、平均と比べてずっと長い時間の休息が必要なようです。振り返ってみれば、仕事には満足していましたが、十分な休息をとることはできていませんでした。また、TANOSHIKAで働いている今も、一か月経った現時点で、週に3日は休暇が必要であると感じました。つまり、ぼくの場合は「十分な休息をとることができない環境」に対して適応できないといった障害なのだと思います。こんなことを言うと、休息さえあれば障害ではなくなるのでは?、と思うかもしれませんが、今はまだ一般職で働くことの難しさをすごく感じています。

【5】おわりに

 先日、たまたまラジオで、「環境さえよければ障害はなくなるかもしれない」ということを聞きました。その番組は、発達障害を取り上げていた番組でした。わたしの適応障害も、十分な休息さえあれば、発症することがなかったのかもしれません。しかし、十分な休息があって生活していける仕事が今の日本にはないのもの現実だと思います。障害を治療することも大事だと思いますが、日本の働く環境がもっと緩く変わってほしいとも思いました。医療福祉の世界と仕事の世界が融合して、より障害が発症しない環境に変わっていってほしいです。

終わり

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ABOUTこの記事をかいた人

30代になりたて、統合失調症&適応障害持ちの、元教職員です。生物学が好きで、TANOSHIKAの仕事でなぜなに生物学を企画したり別に生物サイトを立ち上げたりしています。生物学習サイト「高校生物の学び舎」をはじめました。(↓のwebsiteをクリックで閲覧できます)