「生物学との付き合い」

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 わたしは生物学が好きです。とくに、生活に関係のあるような身近なことを生物学の知識で説明を試みることや、生物学を一般の人にわかりやすく知ってもらう方法を考えることが好きです。今となってはややマニアックな知識を活かして仕事をしていますが、生物学とのつながりは波乱万丈でした。つまらないかもしれませんが、その生物学との付き合いを綴りたいと思います。

【1】高校:生物学との出会い

 大学に行きたかったので、高校は進学校を選びました。1年生のとき、生物Ⅰという授業で、初めて生物学を学びました。覚える単語が多くて苦労した思い出がありますが、なぜか魅力を感じて、高校生物を熱心に勉強するようになりました。その流れで自然と生物学を学べる大学を希望しはじめ、大学入試のための勉強をはじめました。センター試験の生物では考察力が問われるのですが、それがまた面白くて、より一層生物学を好きになっていきました。

【2】大学:生物学への嫌悪

 大学に進学し、生物学を専攻しはじめました。しかし、ここから生物学を苦手と思うようになりました。大学レベルになって内容が難しくなったこと、その割には授業が詰まっていて勉強して理解する余裕が少なかったことが、おそらく原因だと思います。そのうち課外活動に熱心になり、ますます生物学から離れていきました。卒業研究を4年生でしましたが、散々な内容で、しかもそれが原因で精神病になりました。

【3】転職:生物学への愛着

 大学卒業後は、精神病のこともあって、職を転々としていました。あるとき塾に転職し、そのときに高校生物を教えることを任されました。その段階で高校生物の多くを忘れ、また精神病で頭の働きが鈍かったのですが、もう一度一生懸命勉強した甲斐があって、再び生物学を好きになっていきました。生物学そのものの面白さも感じていましたが、生物学を教えることも大好きでした。生徒の質問に答えたり、自分だけの教材をつくったり、仕事は楽しいそのものでした。しかし、無理に働きすぎたことで、再び精神病を再発しました。

【4】再発:生物学を捨てそうになる

 主治医から、教育の職は諦めなさいと言われました。その方面の仕事が自分にとって無理であることはよくわかっていました。その頃は、自分が大好きな生物学を、もういらないから捨てるべきかと悩んでいました。ときには失いたくなくて勉強したり、またときにはもう捨てたいからと言ってふさぎ込んだりしていました。自分の得意で大好きなことがもう役に立たないと思うと、残念な気持ちでしかたがありませんでした。

【5】現在:スキルを一番活かしている

 現在はこのTANOSHIKAで仕事をしていますが、あることがきっかけで、自分の持ち味である生物学を活かすことをやっています。まさか、就労継続支援施設A型で、今までで一番やりたかったことをできるとは思っていませんでした。はっきり言って、驚きです。驚きですが、とても嬉しいです。病気の再発で失ったスキルもありますが、一生懸命頑張ってやっていこうと思います。

【6】終わりに

 人生、いろいろ、ですね。楽しく勉強していた日々もあれば、病気で苦しんでいた日々もあります。障碍者になって、もう自分の好きな仕事はできないと思っていましたが、今のような現実が待っているとは思いもしませんでした。本当に数奇なものです。生きていてよかったな、それに尽きると思います。

終わり

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ABOUTこの記事をかいた人

30代になりたて、統合失調症&適応障害持ちの、元教職員です。生物学が好きで、TANOSHIKAの仕事でなぜなに生物学を企画したり別に生物サイトを立ち上げたりしています。生物学習サイト「高校生物の学び舎」をはじめました。(↓のwebsiteをクリックで閲覧できます)