子供が自分で動くためにできること「動機付け」

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 子供は、幼稚園または保育園を卒園すると、義務教育である小学校と中学校での生活が始まります。その後は、ほぼほぼ高校に進学して大学進学のための勉強をしたり専門的な勉強をすることになります。

 親も教師も共通して悩むのは、「どうやったらこの子は勉強してくれるんだろう?」ということだと思います。このように子供の意思を一定の方向に向けるときには、『動機づけ』という心理学的な方法を用いることがあります。今回は、この『動機づけ』について綴りたいと思います。

【1】『動機づけ』の種類

①自発的なパターン

②報酬を与えるパターン

③罰則や強制を使うパターン

【2】自発的なパターン

 子供が自ら興味や関心をもって自発的に行動することを指します。自ら興味や関心を持つことだけでも、いくつかのケースがあります。例えば、子供自身が本を読んだりテレビを見たりするなどして自分できっかけをつくるような場合もあれば、周囲の人間から好奇心をくすぐられて動くようなきっかけが他人の場合もあります。いずれにしても、子供は好奇心に駆られて自発的に動くので、周囲の人間はよく勉強する子だなぁと思うでしょう。このような、自分で何かをやりたいと思いそれに向かって自分で行動することが、一番の理想だとされています。しかし、子供が自発的に勉強しようと思うことはなかなか難しいので、学校の教員は創意工夫を凝らして子供たちの好奇心をくすぐろうとしているのが実態です。それでも成功率はほんのわずかでしょう。

【3】報酬を与えるパターン

 子供がなにかを成し遂げたときに報酬を与えると約束し、それをきっかけに子供に行動させるパターンです。わたしが中学生の頃には、テストで90点取ったらゲームを買ってもらえるんだと言っていた友達がいました。まさに、このパターンです。メリットは、子供が自発的に動くことですが、デメリットは報酬を与えると行動しなくなる可能性が高いことです。報酬を何度も用意すればいいのではと思うかもしれませんが、金銭的にも難しいですし、また報酬を与えるたびに効果は薄くなっていきます。使いようが難しいパターンになります。簡単にできることは、些細なことでも褒めることです。

【4】罰則や強制を使うパターン

 罰則はその名の通り、行動しないときや何も成し遂げないときに、怒るなどの罰則を与えるパターンです。わかると思いますが、子供は怒られても絶対に良い気持ちはしません。怒ることが子供に一見効果的な場合もあります。子供は怒られないように自発的に行動することがあります。しかし、この動機づけは、あくまで怒られないことを前提としているので、子供は常に不安を抱きながら行動することになります。この状態は、強制だと言えます。また、子供が素行不良になる場合もあります。怒られることに反発し、むしろ行動しなくなったり非行に走る場合もあります。子供の自発性を育みたいときは、一番してはならないことです。

【5】まとめ

 教育の理想は、子供が自発的に勉強したり研究したりコミュニケーションスキルを磨いたりすることです。大学などの教育研究者は教育方法を研究したり、学校などの教育現場の先生はそれをもとに実践したりします。ここ最近の流行りは『アクティブラーニング』です。『アクティブラーニング』についても、そのうち綴ってみたいと思います。ただ、勘違いしてほしくないのは、子供が育つ場所は学校だけでなく家庭でもあるということです。教育現場だけに頼るのではなく、親も子供の自発性を促すような行動をすることが理想だと思います。以上、『動機づけ』でした。

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30代になりたて、統合失調症&適応障害持ちの、元教職員です。生物学が好きで、TANOSHIKAの仕事でなぜなに生物学を企画したり別に生物サイトを立ち上げたりしています。生物学習サイト「高校生物の学び舎」をはじめました。(↓のwebsiteをクリックで閲覧できます)